◆網膜症、腎症、神経障害が糖尿病の3大合併症であり、次いで大血管障害の心疾患、脳卒中が代表的な合併症。そして6番目の合併症として「歯周病」が挙げられている
◆歯周病は、歯と歯ぐきの間に細菌が棲みつくことで起こる。発症や悪化は遺伝や老化、糖尿病などの病気、また喫煙やストレス、不規則な生活習慣など様々な要因が関わってくる ◆近年の研究で、糖尿病が歯周病に、また歯周病が糖尿病にもたらす影響が明らかになってきた。糖尿病の人は、そうでない人に比べ歯周病になる率が「2倍以上」との報告がある。一方、歯周病治療による歯周組織の炎症の改善で血糖コントロールが改善される例も報告されている。相互の研究が進み、さらなる効果が期待されている ◆糖尿病と歯周病との関連について、エビデンスが明らかにされてくる一方で、「医科・歯科の連携不足、認識不足」を指摘する声もある。歯周病も生活習慣病も自覚症状が少ないまま進行する。気づきを与えるために、小売店頭の口腔衛生コーナーの充実が望まれる。 薬事日報2月8日 ■
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by hayashi_shika
| 2013-02-26 18:18
| 健康情報
![]() 食生活が乱れたり、ストレスが多かったりすると口臭が発生することがある。口の中の汚れや歯周病が原因の場合が多いが、それ以外の疾患が潜む場合もあり、健康状態を測るバロメーターになる。原因や予防法を知り、さわやかな息を保ちたい。 そもそも口臭は、生理的なものとして誰にでもある。ただ、様々な要因で口臭が強くなり、常態化する「病的口臭」になると治療が必要になってくる。ニンニク、アルコールやたばこなどが原因の「飲食物・嗜好品による口臭」もある。 細菌の働きで発生 新陳代謝ではがれた歯ぐきや頬などの粘膜や細菌の死がいなどのたんぱく質成分を口の中の細菌が分解し、口臭の原因物質(揮発性硫黄化合物)を作り出す。東京医科歯科大大学院教授で歯学部付属病院(東京都文京区)息さわやか外来の川口陽子診療科長によると「口臭は一般に朝起きた時点がもっとも強い」。寝ている夜間は唾液の分泌が減り、口内に細菌が増殖、口臭の原因物質が多く発生するからという。 唾液は食べ物を湿らせて飲み込みやすくしたり、消化を助けたりするほか、口の中をきれいにする働きもする。生理的口臭は唾液が少なくなる空腹時にも強まる傾向にあり、1日の間でも変化する。 「緊張状態が続いたり、ストレスが多かったりしても口臭はきつくなる」と川口教授。こうした状況下も唾液量が減るためだ。指摘されたら「体が休息を求めているサイン」と思い、疲れをとるといいだろう。 ニンニクやアルコール類などを大量に摂取した人の息がくさいのはだれもが知るところ。これも時間の経過とともに弱まる一時的なものと考えていい。 やっかいなのが病的口臭だ。においが常態化するため、仕事などに支障をきたしかねない。その主原因は歯周病や舌苔(ぜったい)など、口内にあると考えられている。 歯周病を引き起こす歯周病菌にも、たんぱく質を分解して口臭の原因物質を発生させる酵素が含まれている。口内を清潔に保って歯周病を予防しよう。まずは歯ブラシや歯間ブラシなどで、ていねいに口の中を掃除する。歯科医院で定期的に歯石を取り除いてもらうのもいいだろう。 中高年世代に口臭が強い人が増えるのは、歯周病の増加や唾液の分泌量が加齢とともに減少することなどに関係している。 一方、鏡に向かって舌を出すと、表面に白や黄色みがかった苔(こけ)状のものがついている人がいるはずだ。これが舌苔。はがれた粘膜上皮などがもとになりできるもので、これを細菌が分解することで口臭の原因物質が生まれる。 舌苔を落とすには柔らかめの歯ブラシか、舌苔を落とすために先端がへら状やブラシ状になっている専用器具「舌ブラシ」などを使う。ブラシを水でぬらし、舌の奥の方から手前に軽くかき出すようにする。舌の表面には味覚を感じる味蕾(みらい)がある。優しく、味蕾を傷つけないよう注意する。 日本経済新聞2月2日 ■
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by hayashi_shika
| 2013-02-25 12:12
| 健康情報
複数の細菌が固まり、ぬるぬるとした状態になった「バイオフィルム」。口の中のバイオフィルムは、虫歯や歯周病だけでなく、肺炎など重い全身の病気の原因になることもある。(油原聡子)
![]() 菌の集合体 東京歯科大の奥田克爾(かつじ)名誉教授(微生物学)によると、バイオフィルムであるデンタルプラークは複数の細菌の集合体だ。バイオフィルムは、細菌が周囲にねばねばした物体を作って個体がくっつき合い、集団になったもの。実はバイオフィルムは身近な存在だ。「台所やお風呂場の掃除をさぼると出てくる、ぬるぬるしたものも細菌の固まり、バイオフィルムです」(奥田名誉教授) 注目されているのが、口の中のバイオフィルムだ。人の口の中には500種類を超える細菌がいるという。奥田名誉教授は「口の中の細菌は、唾液成分や歯と歯茎の隙間からにじみ出る成分を栄養源にして繁殖する」と指摘する。バイオフィルムは、ねばねばした膜で包まれているため、抗菌剤や免疫機能が効きづらいという特徴がある。 口の中のバイオフィルムには、虫歯の原因となるミュータンス菌や、歯周病の原因となる細菌も集団で潜んでいる。その中で、全身疾患に関わりがあるとして注目されているのが歯周病原細菌だ。 歯周病は主に歯周病原細菌によって起こる。歯の周りのバイオフィルムが、歯と歯茎の間の溝(歯周ポケット)を作る。炎症を起こして歯茎が赤く腫れるほか、出血が見られることもある。進行すると歯周ポケットが深くなっていき、歯を支えている組織に炎症が及ぶ。すると、口臭が発生し、歯を支える骨が溶けて歯がぐらつき、かめない状態になる。 高齢者は注意 歯周病は日本人成人の7割以上がかかっているとされる。歯周病原細菌が関わっている病気で、高齢者が特に注意したいのが誤嚥(ごえん)性肺炎だ。 誤嚥性肺炎は、歯周病原細菌などが唾液とともに肺に流れ込んで起こる疾病で、高齢者に多く発症する。通常は、唾液と一緒に飲み込まれた細菌は胃液によって「殺菌」される。寝ているときも唾液を飲み込む「嚥下(えんげ)反射」が起こり、細菌の気道への侵入を防いでいる。 元気な人なら、せきなどによって細菌を排除できる。また、気道粘膜に生えている細かい繊毛(せんもう)によって唾液が肺に流れ込まないようになっている。しかし、高齢者は嚥下反射が低下しているため、細菌が肺や気管支に入り込んでしまうという。奥田名誉教授は「高齢者になると免疫力が低下し、抗菌作用のある唾液の量も少なくなり、歯周病になりやすくなる」と話す。 歯周病原細菌が関係している可能性がある病気では、脳血管障害や心疾患のほか、糖尿病や低体重児の出産との関連も報告されているという。 慶応大の中川種昭教授(歯科・口腔外科)は「歯周病原細菌が歯茎に入り込むと、歯茎を通る血管を通じて全身に回ってしまう」と説明。「口の中の細菌をコントロールするケアは、予防にも、治療後の再発を防ぐためにも重要だ」と指摘している。 ◇ 眠る前のケアが大事 口の中のバイオフィルムの予防には、毎日の歯磨きなどのセルフケアと専門家による定期的なチェックが重要だ。 中川教授は「特に眠る前のケアが大事」と話す。バイオフィルムは、口の動きが少なく、刺激によって出る唾液の少ない睡眠中に増加。さらに、薬剤や免疫機能が効きにくいという。このため、歯ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシで物理的に除去するのが有効だ。歯ブラシが届かない部分のケアには、抗菌性の高い洗口剤を日常的に使うと効果が高い。バイオフィルムが歯石になってしまうと自分で除去するのが難しく、歯科医院で除去してもらう必要がある。 産経ニュース 2月5日 ■
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by hayashi_shika
| 2013-02-23 11:59
| 健康情報
•世界で初めて、かむ動作が注意ネットワーク賦活テスト中に与える影響をfMRIによる画像化に成功した
•機能温存がん治療の有用性を示唆 放射線医学総合研究所(米倉義晴理事長)重粒子医科学センター融合治療診断研究プログラム 応用診断研究(MRI)チーム(小畠隆行チームリーダー)の平野好幸客員協力研究員らと、神奈川歯科大学の小野塚実教授(当時)らのグループは共同研究により、かむ動作を行うことで、注意に関する脳内ネットワークが賦活されることにより、認知※2課題の応答速度の改善が引き起こされていることが示唆されました。 心理学の分野で、かむことによる注意や判断などの認知機能の変動や持続への影響の有無について研究されていますが、そのメカニズムについては解明されていませんでした。同研究グループはかむことが脳にもたらす影響を解明するために、17名の被験者に、かむ動作の前後で、合図や妨害を受けながら目の前の矢印の方向を答える「注意ネットワーク賦活テスト」を行い、その際の脳活動の変化を、脳の血流量などを画像化するfMRIを用いて、それぞれ1回ずつ、計測しました。 その結果、かむ動作は注意ネットワーク賦活テストの回答時間を短縮させるとともに、前帯状回※3と左前頭前皮質※4などの注意に関わる領域の活動を増強させることがわかりました。これは、かむ動作により注意力が高まり、判断速度が向上していることを示唆するものです。このようにかむ動作が注意ネットワーク賦活テスト中に与える影響をfMRIで画像化に成功したのは世界でも初めてのことです。本成果によって、かむ動作が認知機能に影響を与えるしくみを解明することが期待されます。また、頭頸部のがんにおいて、かむ機能を温存できる重粒子線※5がん治療などの非侵襲的な治療の大切さを示す成果でもあります。 本研究成果は平成25年1月29日に米科学誌Brain and Cognitionオンライン版に掲載されました 独立行政法人 放射線医学総合研究所 ■
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by hayashi_shika
| 2013-02-21 11:41
| 健康情報
岡山大大学院医歯薬学総合研究科の森田学教授(予防歯科学)と竹内倫子助教(同)らのグループは、歯周病治療を施した妊婦のうち、治療効果が低かった女性が出産した新生児の体重が軽くなる傾向にあることを確認した。母体の歯周病が胎児に悪影響を与えるという海外研究を実証する成果。グループは妊婦の口腔(こうくう)ケアの重要性を訴えている。
竹内助教らは3年にわたり、県内の医療機関で出産した女性203人(平均年齢31・8歳)を調査。妊娠中に歯周病治療を行い、歯ぐきからの出血が少なく症状が改善したA群183人と、出血しやすく治療効果が低かったB群20人を比較した。 新生児の平均体重はA群が2997・3グラムだったのに対し、B群は2776・5グラムと200グラム以上軽かった。妊娠から38週目に行った超音波検査で測定した大腿(だいたい)骨の長さの平均はA群69・7ミリ、B群68・6ミリ。B群の子どもは成長が若干遅れていた。一方、妊娠から出産までの平均週はいずれも39・4週だった。 今後は、妊婦の歯周病が、胎児の発育に与える影響のメカニズム解明に取り組む。竹内助教は「不安がある人は、かかりつけの歯科医に相談してほしい」としている。 山陽新聞 1月27日 歯周病は全身に影響することはよく知られています 口の中は非常に細菌が多く、その菌が血流を介して全身に飛び火します 松阪市の林歯科医院は、歯周病専門医として 歯周病の治療に積極的に取り組んでいます 歯周病でお困りの方はぜひご相談ください ■
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by hayashi_shika
| 2013-02-20 11:26
| 健康情報
「歯磨き剤を歯ブラシ全体にべたっとつけて歯を磨くのは、口の中の衛生にはよくありません」と話すのは、歯学博士で口腔(こうくう)衛生が専門の江上歯科(大阪市北区)院長・江上一郎先生。いったいどのぐらいの量の歯磨き剤が適量なのでしょうか。歯磨き剤の長所と短所と合わせてお話を伺いました。
■歯磨き剤の量は小豆粒大でOK ――歯磨き剤は、たっぷりつけたほうが効果的と思っていたのですが、違うのでしょうか。 江上先生 歯ブラシの端から端までいっぱいに歯磨き剤をつけている広告の映像や写真、イラストをよく見かけるでしょう。そんな必要はまったくありません。歯磨き剤を中性洗剤だとイメージしてください。洗濯機に洗剤を大量に入れたりはしないでしょう。それと同様に、口腔を清潔に保つには、歯ブラシ全体に歯磨き剤をつけるのは量が多すぎるのです。適量は、小豆一粒大、多くても5ミリ程度です。 ――たくさん使用した方が泡立ちもよく、しっかり磨けるように思うのですが……。 江上先生 市販の歯磨き剤の多くは、泡立ちをよくするために合成界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウム)が含まれています。また、歯磨き後に口の中がさっぱりするように、ミントなどの香料も入っています。 歯磨き剤は短い時間で「洗った!」という感覚を得ることができるように作られています。広告でべたっとつけているのは、メーカーにすれば一度にたくさんの量を使ってもらったほうが売れるからではないでしょうか。 そのような使い方の実態は、化学薬品で口の中を泡立てている、人工の香料で口臭をごまかしているだけです。例えばミントの香りが強い、舌がピリピリといたく感じるなど刺激が強いほど、早く口をゆすぎたくなるでしょう。その結果、磨き残しがあるにもかかわらず、さっさと歯磨きを終わらせてしまいがちです。 ――小豆一粒大の歯磨き剤で、きれいに磨けますか。 江上先生 口の中を清潔に保つために必要なのは、「だ液」です。歯磨き剤ではありません。合成界面活性剤入りの歯磨き剤を使用すると、強烈な洗浄力で一時的にだ液をも取りのぞいてしまい、逆効果なのです。口の中でだ液を保つことこそが、口腔衛生上最も重要なことです。 食べ物が口に入ってくると、だ液は消化を促す働きをしますが、同時に、歯や口の中全体を洗浄してくれます。 ――歯の色素が定着してしまうのを避けたい、また、歯の表面をつるつるにしたくてついたっぷりの歯磨き剤を使ってしまいます。少量でもそれらの効果はありますか。 江上先生 歯磨き剤には研磨剤(リン酸水素カルシウム)が入っているので、磨くほどに色素は落ちます。コーヒーや紅茶などによって、歯が着色しているときには特に、有効と言えるでしょう。 ですが、研磨剤を使い過ぎた結果、削られた部分は細い神経が露出するので、知覚過敏を起こす可能性もあります。 色素の沈着を予防する、歯の表面の汚れを取るのも、だ液の力によるところが大きいと認識してください。 ――では、歯磨き剤のメリットは何でしょうか。 江上先生 多くの歯磨き剤に含まれているフッ素の働きです。フッ素は科学的に唯一証明されているむし歯予防の成分です。日本で市販の歯磨き剤にフッ素が含まれるようになったのは1990年代の中ごろで、その時期からむし歯の患者さんが急減していることがそれを証明しています。 口の中は食事のたびに酸性に傾くため、歯の表面が少しずつ溶け出します。溶けた表面は、常に排出されているだ液のカルシウムが表面に付着(再石灰化と言います)していきます。再石灰化するときにフッ素が歯に取り込まれると、歯の表面には酸に強い物質(フルオロアパタイト)ができ、むし歯になりにくい歯にしてくれるのです。 ――塩や水、指で歯を磨く人もいますが、方法としては適切でしょうか。 江上先生 正しい歯磨きの方法です。だ液への影響が少なく、また、指で歯ぐきのマッサージをすることでだ液は出やすくなるでしょう。 歯磨きで大切なことは、物理的清掃とも言いますが、「こする」ことです。歯磨き剤はあくまで補助的な役割だと考えてください。歯磨き剤は、適量を使えばむし歯を予防し、口臭を抑え、歯の汚れを落とすことができます。その効果を適切に発揮させるには、合成界面活性剤が含まれないタイプの歯磨き剤を選んで、少量ずつ使用することをお勧めします。 ――ありがとうございました。 大きな勘違いをしたまま毎日歯を磨いていたことに気付きました。適量は小豆一粒大であること、だ液は優秀な歯磨き剤の役割があることを知っておき、適量を使うようにしましょう。 マイナビニュース1月28日 ■
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by hayashi_shika
| 2013-02-18 11:05
| 健康情報
県内の養成所は長崎歯科衛生士専門学校(長崎市)、長崎医療技術専門学校(同市)、九州文化学園歯科衛生士学院(佐世保市)の3カ所があり、現在、新年度入学生を募集している。 「デンタルフロスを使って歯周病を予防しよう」と、全国の歯科衛生士の有志が「グッバイ・ペリオ(歯周病)」プロジェクトを始動させた。日本の成人の約8割が歯周病という状況の改善のため、歯科医院外での予防・啓発活動にも力を入れる考え。現在約1600人が参加しており、本県でも7人が登録している。
歯周病は歯の周りなどに歯垢(しこう、プラーク)として付着した歯周病菌が原因で、歯を支える歯肉や骨が破壊される生活習慣病。歯肉が赤く腫れるなど症状の軽い段階を「歯肉炎」、さらに進行して骨が溶け始めた段階は「歯周炎」と呼ばれる。最近は歯周病と心臓病や糖尿病などが相互に悪化させることなどが分かってきている。 日本人のほとんどが毎日歯磨きをしているのに歯周病が多いのは、歯と歯の間、歯と歯肉の境目の歯垢が取れていないからとされる。歯ブラシによる歯磨きだけでなく、糸状のデンタルフロスなどを使ったケアが不可欠という。 プロジェクトは歯科衛生士向けの雑誌で呼び掛けがあって、昨年1月に発足。歯科医院での業務のほか、まずは身近な人たちに声を掛け10万人にフロスを普及させることを目指している。 県内から参加している森千亜希さん(35)と本村菜留美さん(27)は長崎市旭町のすえなが歯科医院に勤務。小学校や幼稚園、公民館など院外で講演することもあるという。 「近年はいろんなケアグッズが増え、患者さんの知識も豊富。だが、家庭環境などで口の中の様子は格差がある」と森さん。「健康維持だけなく、口元を気にせずに笑ったり話したりできるなど、口腔(こうくう)ケアはその人の生活に大きく関係している。きちんとしたケアの方法を伝えていきたい」と意欲を語った。 プロジェクトでは4月4日を「歯周病予防デー」として設定、あらためて全国にアピールする予定。 長崎新聞2月4日 ■
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by hayashi_shika
| 2013-02-11 20:27
| 健康情報
九州工業大(北九州市戸畑区)と九州歯科大(同市小倉北区)は8日、がん細胞から生成される酵素を使って、30分程度で口腔こうくうがんを診断する手法を開発した、と発表した。
臨床実験では8割以上の高い正診率が確認された。すでに特許を取得し、今後は前立腺がんや肺がんなどの臨床実験も行う。 九州工業大の竹中繁織教授(バイオ分析化学)らによると、がん細胞で生成され、その老化を防ぐ酵素「テロメラーゼ」に着目。 人工のDNAに、口腔内の粘膜の組織を溶かした溶液と電気を通すために開発した試薬を加えたものに、診断装置で電圧をかけ、通電量が一定の基準以上になれば、テロメラーゼが生成されていることを確認できるという。昨年、九州歯科大を受診する口腔がん患者を対象に臨床実験を行ったところ、80%以上が陽性反応を示した。 テロメラーゼは注目されてきたが、不安定で扱いが難しいうえ、従来の手法は複雑な手順が必要で、実用化には至っていない。今回の手法は精度が高く、実用化できるレベルという。米医学誌「クリニカル・ケミストリー」1月号で掲載された。 がんの診断は、がん細胞に破壊された細胞のたんぱく質を診断の目印(腫瘍マーカー)として、血液を分析する手法が一般的だが、早期のがんでは陽性反応が出にくいという。竹中教授は「この酵素は初期のがん細胞でも存在するので、早期の段階でもがんと診断できる」と話している。 今後、産業医科大(同市若松区)と連携し、尿やたんを用いて前立腺がん、肺がんの臨床も行うという。 (2013年1月9日 読売新聞) ■
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by hayashi_shika
| 2013-01-21 20:39
| 健康情報
風邪予防もできる!よく噛むことで得られる健康効果9つ
マイナビニュース2013.1.6 「時間がないから」と早食いが癖になっていたり、柔らかいものばかり食べている人はいませんか? 実は、私たち現代人は、弥生時代の人たちと比べて、食べ物を”噛む回数”がなんと6分の1以下なのだそう。 昔から、「よく噛んで食べなさい」といわれて育った人は、噛むことが大切なんだという認識はあるかもしれません。ですが、なぜよく噛まなくてはいけないのか、その理由を知らずに面倒くさがって実践していない人も多いはず。 今回は、”よく噛む”ことで得られる嬉しい健康・美容効果9つをおさらいしていきます。 ■1:風邪やインフルエンザの予防ができる! 唾液腺から口腔内に分泌される”唾液”の中には、酵素が含まれています。中でも、“リゾチーム”という唾液酵素には、細菌感染の予防効果があるので、風邪やインフルエンザ対策にいいといわれています。 よく噛んで食事をすれば、無理なく唾液の分泌量を増やして、免疫力の高い身体作りができるというわけです。 ■2:ダイエット効果がある! 噛む回数が多いと満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを抑えることができます。 ■3:若々しい肌を維持! “パロチン”という唾液腺ホルモンが分泌されると、細胞分裂を促進し、ハリのある若々しい肌が維持できます。いつまでも美しくいるためには、よく噛んでパロチンの分泌量を増やしましょう。 ■4:胃腸の働きを助ける! 噛むことで消化酵素の分泌量が増え、胃腸の働きを助けてくれます。 ■5:虫歯の予防ができる! 唾液がたくさん分泌されると、食物中の酸を中和して元の状態に戻すだけでなく、唾液中のカルシウムやリン酸が歯の表面に付着し、溶けだしたエナメル質を補うことで、虫歯、歯周病の予防にもなります。 ■6:顎を発達させる! 柔らかいものばかり食べたり、噛む回数が少ないと顎が細くなってしまいます。すると、歯並びが悪くなってしまうので、硬いものをよく噛んで食べ、しっかりした顎と強い歯を作ることを心がけましょう。 ■7:活性酸素を抑制する! “ペルオキシターゼ”という酵素が、細胞を傷つけて癌を増加させる活性酸素の働きを抑制してくれます。 ■8:表情が豊かになる! 口の周りの筋肉をたくさん使うことで、フェイスラインがシャープになり、表情が豊かになります。 ■9:判断力、集中力、記憶力を高める! 顎を開け閉めする動きは、脳に酸素を送って細胞を活性化し、判断力、集中力、記憶力を高めてくれます。 たくさん噛むことでこんなに素晴らしい効果が期待できるなんて、ちょっと驚きじゃありませんか? 自分はあまり咀嚼をしていないと思う人は、早速次の食事から一口につき30回以上噛むようにしてみてください! それだけで今年は、風邪をひかずに過ごせるかもしれませんよ。 ■
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by hayashi_shika
| 2013-01-12 07:12
| 健康情報
少し太めのほうが健康?米疾病対策センター研究
【1月4日 AFP】標準体重より2~3キロ太っているのは、そう悪いことではないかもしれないという新たなメタ分析の結果が1日、米国医師会雑誌(Journal of the American Medical Association、JAMA)に発表された。 米疾病対策センター(Centers for Disease Control and Prevention、CDC)のキャサリン・フリーガル(Katherine Flegal)氏らの研究チームは、北米、欧州、南米、アジアの100件近い研究データと、成人280万人の健康に関する情報を分析した。 サンプル対象者のうち約27万人が研究対象期間内に死亡したが、年齢や性別、喫煙歴といった他の条件を制御した比較対照の結果、身長体重から求められる肥満度指数(BMI)で「過体重」に分類されたグループのほうが、「普通体重」とされたグループよりも死亡リスクが6%低かった。 またBMIで30以上35未満のやや肥満にあたる「肥満度2」のグループでは、同じ対象期間の死亡リスクが5%低かった。 しかしBMI35以上(肥満度3、4)の本格的な肥満となると、死亡率は「普通体重」に比べて29%も上昇した。 肥満は健康に悪いが、多少の体重過多なら健康にプラスに働き得ることを説明できる理由は、幾つかあると研究チームは指摘。例えば、体脂肪が増えると心臓を保護するという代謝利点が得られる可能性や、脂肪の蓄積に余分があったほうが食事が困難な疾患時などに強いといった点を挙げている。 フリーガル氏は2005年に、過体重と長生きの関連性を示した論文を発表し論議を呼んだが、今回の研究はより膨大なデータに基づいている。 ただし、CDCのトーマス・フリーデン(Thomas Frieden)所長は声明で、「肥満が不健康なことは明らかだ。糖尿病や心疾患、がん、その他多くの健康問題のリスクを上昇させる。少しずつでも持続的な運動を増やし食生活を改善することで、大きな健康改善になる」と強調している。(c)AFP 最近太り気味の私としてはすごくうれしい情報かな?? でもやっぱり痩せたいので 今年こそはダイエットを成功させようと 新年に誓ったばかりです ■
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by hayashi_shika
| 2013-01-07 18:02
| 健康情報
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